産科

OBSTETRICS

産科

妊婦健診

3Dエコー画像

妊婦健診のスケジュールは以下の通りです。入院に必要なものは動画よりご確認ください。妊娠反応が陽性となりましたら妊娠5週頃に受診されてください。

  • 妊娠8-10週頃、分娩予定日を決定します。書類をお渡ししますので、母子手帳を取得して来てください。
  • 妊娠12週頃 : 初期検査(採血、1年以内に子宮頸がん検査を受けられていない方は検査を行います。)
    健診時は毎回、エコー検査による胎児の評価、血圧、体重、腹囲の測定、尿検査を行います。
  • 妊娠27週まで : 4週間毎 採血(貧血や血糖)やクラミジア検査
  • 妊娠36週まで : 2週間毎 採血(貧血)、GBS
  • 分娩時まで : 1週間毎の間隔で妊婦健診を行っていきます。

【Q&A:赤ちゃんの3D写真が欲しいのですが可能ですか?】
可能です。赤ちゃんの向き次第ですが4Dエコーでお腹の中で動いている姿を赤ちゃんの姿をみることができます。カラープリントで静止画(3Dエコー写真)をお渡しできますし、希望でご購入頂いたSDカードがあればそれらの動画も取り込まれますので、お家でご家族で御覧になることが可能です。

産後検診

内容

お母さん...検尿、血圧・体重測定、エコー診
赤ちゃん...体重・身長・頭囲・胸囲測定、全身状態のチェック

対象者

当院でご出産の方。
他院でご出産の方もご相談下さい。

日時

【小児科健診】 毎週月曜日 PM13:00~
※退院時に予約をお取りします。母子手帳と1ヶ月児健康診査受診票をお持ちください。

【産後健診(お母さま)】 当院の診療時間内にお越しください。
※母子手帳と1ヶ月児健康診査受診票をお持ちください。

出生前検査

出生前検査とは・・・赤ちゃんが生まれる前に生まれつきの病気がないかどうか調べる検査です。年齢に関係なく全妊娠の3-5%になんらかの胎児異常がみられますが、染色体異常はその中の1/4(内、約半数はダウン症)程度です。従ってすべての異常をみつけることは困難ですが、出生前検査により特定の染色体異常の確率を検出することが可能です。
当院ではクワトロテストを採用しております。お母さんの血液を採取することで得られる生化学物質の計測値と母体年齢から児の18trisomy、21trisomy(ダウン症)、開放性二分脊椎症の可能性を評価する遺伝的検査です。羊水検査と異なりお母さんへの負担は少ないですが、確率検査(非確定検査)であるため、診断率はダウン症で80%程度です。また5%程度に偽陽性を認めます。陽性例に対しては羊水検査による確定検査を検討します。
クワトロテスト:妊娠15週に行います。(33000円)
検査をご希望される際はお申し付けください。

羊水検査

クワトロテストの結果や妊娠中の所見や、年齢などを考慮し、羊水検査による確定検査を行っております。

産科手術

  • 頸管縫縮術
    子宮頸管無力症と診断された方は予防的に子宮頸管縫縮術を行っております。
  • 切迫早産

    正期産(妊娠37週以降)に達していない切迫兆候のある方の入院管理を行っております。必要時、適切な病院への紹介や搬送を行います。

    【Q&A:切迫早産で入院したら、そのあとは生まれるまでずっと入院するのですか?】
    赤ちゃんの発育状況にもよりますが、妊娠36週に入りましたら、退院を計画し、それ以降は外来で引き続き妊婦健診を継続していきます。
  • 帝王切開術

    当院は帝王切開が可能な施設です。三度目の帝王切開を目安にその後の妊娠希望がなく、手術を希望される方は帝王切開の際に卵管不妊手術を行っておりますので、その際はご相談ください。
    帝王切開は38週頃(出産予定日の2週間前)を予定とし、定例手術は火・水・金となります。

    【Q&A:帝王切開は皮膚は縦に切るのですか?】
    これまでに縦で切開を行われた方などは前回切開創に沿った切開を行いますが、通常は横切開を行っております。

臍帯血バンク

臍(さい)帯血は幹細胞が豊富に含まれ、この細胞は神経障害の修復が確認されています。
再生医療・細胞治療への応用が期待され、脳性麻痺や自閉症などの臨床研究からその有効性が指摘され、今後の更なる応用が期待されています。
当院ではステムセル研究所と連携し臍帯血の採取を行っております。

詳細は下記にてご確認ください。
家族と赤ちゃんを守るさい帯血保管 | ステムセル研究所

立ち合い分娩

立ち会い分娩は、妊産婦さんの精神的・肉体的苦痛を緩和することを目的とし、赤ちゃんの誕生という大切な瞬間をご家族で分かち合っていただく特別な機会です。また産後うつのリスクを低減させるという報告もあります。
患者様のご希望により、ご主人様・お子様・ご家族の方が立ち会うことができます。事前申し込みは不要です。立ち会いされる方による、写真・動画の撮影も可能です。

無痛分娩

陣痛が始まり分娩が進行していく中で、妊婦さんは腹痛、骨盤痛、会陰痛など、変化する様々な痛みを伴います。
痛みの程度は人それぞれ違いますが、痛みに対する不安や恐怖を抱いたり、痛みにより適切な怒責や分娩姿勢の保持を維持することが困難なことで、分娩の進行に影響が及ぶことがあります。
その際に痛みを緩和することで分娩が可能となり得ます。

無痛分娩とは必ずしも痛みが完全になくなるというものではありません。
麻酔効果が強すぎると適切な怒責がかけられず出産が困難になることやその他合併症が起こることがあります。
“痛みを緩和させる”ことで分娩をより安全に行うことが目標であり、その中で痛みを全く感じなくなる方もいらっしゃいます。

当院では2024年4月より麻酔科医師が常駐し計画的無痛分娩を行っていきます。
無痛分娩をご希望の方、また無痛分娩に関する情報をご希望の方はお申し付けください。

無痛分娩の計画

正期産(妊娠37週0日〜妊娠41週6日)の時期に日にちを設定し、入院し分娩誘発を行っていきます。
入院日の設定は、初産婦や経産婦、週数や赤ちゃんの大きさや成熟度、子宮頸管(子宮の出口)の柔らかさや子宮収縮の程度などから適切な日にちを選択していきます。

無痛分娩の方法

入院し頸管熟化の程度から積極的に子宮収縮を起こしていく前に背中(硬膜外麻酔)にチューブを留置し、ポンプを使用して持続的に薬剤を投与していきます。
薬量は一定量で持続投与されますが、痛みの程度は人それぞれであることから妊婦さん自身が痛みを感じる時に薬量を追加する自己調節鎮痛法(PCEA)を行うことで痛みが緩和されます。

  • 過量投与にならないよう一定時間経過しないと薬量追加できないようにプログラミングされております。
    分娩が終了した後、チューブは抜去します。
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