婦人科

GYNECOLOGY

婦人科

婦人科疾患

女性は思春期から性成熟期、更年期、熟年期とホルモンの増減による様々な体調の変化が見られ、様々な症状を来たすことがあります。
腹痛や腹部膨満感、違和感などの下腹部症状や、月経周囲のトラブル(経血が多い、PMSなど)、不正出血、おりもの(帯下)異常など、お困りの際は、いつでもご相談ください。

腫瘍

子宮腫瘍、卵巣腫瘍に対するエコー検査や採血、子宮体癌検診などを行っております。
定期的な検診の継続や薬剤加療、必要があれば適切な医療機関への紹介を行っております。

月経(生理)異常

生理が遅れる、来ないなどの生理周期の異常、不正出血、月経困難症など悩みは様々です。
避妊目的に対する避妊リング挿入や各種ピルを用意しておりますのでご相談ください。
旅行や部活など生理を避けたい日の調節も行っております。

アフターピル

避妊に失敗された際、望まない妊娠を回避するためアフターピルの処方を行っております。
性交後、72時間以内に服用することで妊娠の可能性を低くすることが可能です。

帯下異常

おりものの異常やかゆみ、外陰部腫瘍、性感染症の精査・加療を行っております。

子宮脱

経腟分娩の既往の方に見られます。子宮が下垂することにより、排尿障害や出血など種々の症状を来たします。
当院ではペッサリーリング挿入による保存的加療を行っております。

その他でも、お困りの症状をご相談頂ければ適切な対応をさせて頂きます。

子宮頸がん検診

2年毎の健診が推奨されております。スクリーニング検査は北九州に住民票がある方は1000円(北九州以外は1800円)で行えます。定期健診(当院、あるいは他施設、健康診断)で行われた子宮頸部細胞診の結果から、異常がある際はハイリスクHPV(ヒトパピローマウイルス:子宮頸がんやコンジローマの原因ウイルス)の検索、コルポスコピーによる組織診断を行っております。
2022年4月よりHPVワクチンの積極的接種の再開、無料キャッチアップ接種が開始されました。当院では4価ワクチン(ガーダシル)の接種を行っております。世界的には子宮頸がん患者は減少傾向にありますが、接種が任意となっていた日本は残念ながらその傾向が見られておりません。子宮頸がんリスク低減のため、多くの方の接種が望まれますので、大切なお子様の為、接種をご検討ください。

不妊治療

妊娠を希望される中、長期に渡りご懐妊に至らない方のサポートを行っております。
妊娠に至らない理由は偶発的なものから排卵障害など多岐に渡り、採血によるホルモン検査(卵巣機能、甲状腺機能、プロラクチン、抗ミュラー管ホルモンなど)、卵管造影を行います。排卵誘発を計画していきタイミング法、人工授精まで提供しております。更なる介入が必要な場合は体外受精が可能な施設への紹介を行っております。

  • R4.4月より保険施設となりました。
  • 体温表をつけて頂いていると介入がしやすいです。
  • 不妊の原因として男性因子もあり、精子検査を行い問題がないかを確認します。
  • 精子に抗体をもつこともありHuhnerテストを行います。

また、産み分けも行っておりますのでご相談ください。

排卵誘発

月経3-5日目頃よりクロミフェンの内服を行い、卵(卵胞)を発育させます。月経12-13日目頃に卵(卵胞)を確認し排卵予定日を推測します。この時点で妊娠に至る方もいらっしゃいますが、排卵が得られない状況や妊娠に至らないケースでは注射(hMG製剤、hCG製剤)による排卵誘発を検討していきます。その後の経過で人工授精を計画します。

卵管造影

事前にクラミジア検査を行い感染がないかを確認します。月経発来し経血が落ち着いた7日目頃に、子宮内に造影剤を注入することで子宮と連続している卵管の形を見る検査です。
※ヨードアレルギーの方、甲状腺疾患をお持ちの方は検査を実施できませんのでご了承ください。メトホルミン内服をされている方は内服を一定期間中止して頂きます。

Huhnerテスト

性交後に子宮頸管周囲の分泌液を採取し顕微鏡で活動している精子を確認し、精子の活動性を確認します。

人工授精

排卵前日頃(月経12、13日目頃)に診察を行い、卵の大きさを確認し、hCG注射による排卵誘発を行います。翌日にご持参いただいた精液に対し培養液を混合し遠心分離し、濃縮精液を作成し子宮内へ注入します(パーコール法)。
また、更に培養液を乗せ、遊泳してくる精子(極めて運動性の高い精子)を採取するスイムアップ法(培養液)も行っております。

産み分け

男の子と女の子を決定する精子の寿命と、それぞれが好む環境を調節し妊娠を計画することで、自然妊娠よりも希望される性別となる確率を上げることができます。男の子を希望される際は妊娠2か月前から妊娠に至るまでサプリメントの内服(リンカル(リン酸カルシウム))が必要となります。

更年期外来

平均閉経年齢はおよそ50歳でその前後5年間を更年期と位置づけています(個人によって感じる年齢も症状も異なります)。
閉経に差し掛かるにあたり女性ホルモンの分泌低下に伴う種々の症状に対して、ホルモン療法、漢方療法、プラセンタ療法による改善を行っております。
プラセンタ療法は更年期のみならず、下記の通り他症状の改善効果が認められております。

プラセンタ療法

プラセンタとは胎盤のことです。胎盤は、まだ一人だちしていない胎児の各種臓器を代行する、万能の臓器です。そのパワーを治療に利用するのがプラセンタ療法です。製薬会社により無菌な人間の胎盤より精製される厚生労働省認可の医薬品です。副作用もほとんどありません。

胎盤の薬理作用
免疫賦活作用 病気に対する抵抗力を高める
活性酸素除去作用 活性酸素を除去し、老化を防ぐ
強肝・解毒作用 肝臓の働きを強化する
妊婦の乳汁分泌促進作用 妊婦の乳汁分泌を促進する
抗アレルギー作用 アレルギーを抑える
疲労回復作用 疲労の回復を促す
美肌促進作用 シミ、シワ、ニキビを抑え、美白を促す(最近、注目されております)

この様に多岐にわたる症状に有効を示します。一言で言えば若返り作用効果と言えるかもしれません。従って有効病名を挙げればキリがありません。難病奇病にも使われ一定の効果をあげています。様々な症状でお悩みの方、ぜひ、試して下さい。
なお、保険は、更年期障害、乳汁分泌不全のみに認められ、それ以外の使用は自費になります。

プラセンタ療法の効用
内科 肝硬変、ウイルス性肝炎(B型、C型)、アルコール性肝炎、胃・十二指腸潰瘍、肝脂肪、胃下垂、便秘、貧血、糖尿病
婦人科 更年期障害、生理痛、生理不順、冷え性、無月経
整形外科 腰痛、関節痛、肩凝り
アレルギー科 気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎
神経科 不眠症、自律神経失調症、頭痛
その他 目:視力向上、視野拡大、白目が白くなる
美容 美白、美肌、シミ、シワ、たるみ
感覚器 目 : 視力向上、視野拡大、白目が白くなる
耳 : 耳鳴り、めまい
嗅覚、味覚 : アルツハイマー予防
鼻 : 花粉症
プラセンタ注射
投与方法
  1. 週5回、2アンプル皮下注
  2. 隔日、2アンプル皮下注
  3. 週5回、1アンプル皮下注
  4. 週2回、2アンプル皮下注
  5. 隔日、1アンプル皮下注
  6. 週2回、1アンプル皮下注

色々な方法があり、症状の程度、都合に合わせる当院方式です。
効果発現の程度は1→6の順になります。

費用 1回 2アンプル 1,300円、1アンプル 600円
プラセンタ、ビタミン栄養静脈、点滴療法

プラセンタ皮下注射でも効果は充分ありますが、もっと即効性を望まれる方におすすめです。(これらは、数々の文献および経験より考案した当院オリジナルの処方です)

ビタミン胎盤静脈注射
内容 ブドウ糖、還元型グルタチオンエキス、ニンニクエキス誘導体、ビタミンC・H、胎盤エキス、その他
所要時間 なし
費用 3,500円
ビタミン胎盤点滴療法
リカバリーカクテル-1(100ml)
内容 ブドウ糖、アミノ酸、還元型グルタチオンエキス、ニンニクエキス誘導体、ビタミンB2・C・H、胎盤エキス2A、その他
所要時間 30分
費用 4,500円
強力リカバリーカクテル-(500ml)
内容 ブドウ糖、アミノ酸、還元型グルタチオンエキス、ニンニクエキス誘導体、ビタミンB1・B2・B6・C・D2・E・H、ニコチン酸アミド、パンテノール、胎盤エキス4A、その他
所要時間 30分
費用 7,900円
他剤併用胎盤注射

各2,500円

ニキビ、アトピー性皮膚炎 胎盤エキス2A、ビタミンH1A静脈または皮下注射(ひどい時はビタミンH2A)
アレルギー性鼻炎、腰痛症、肩凝り、膝の痛み、皮膚掻痒症、シミ取り 胎盤エキス2A、ノイロトロピン3ml静脈または皮下注射
慢性肝炎 胎盤エキス2A、強力ミノファーゲンC1A静脈注射
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